円安、資産移転を考える時代【3】
この状況から脱するには、
日本の借金問題が解決することですが、
簡単に解決できる問題ではありません。
ならば、借金問題を解決する姿勢を
海外に見せることになりますが、
そのひとつの答えが「増税」になります。
これまで国債発行で賄っていた予算を、
今度は増税で収入を増やし、
借金を減らす姿勢を見せることになります。
ここ数ヶ月間で政府が増税案を進めていたのも、
この状況がひとつだと考えられます。
これまで通りの国債発行では、
海外に弱点を曝け出すだけとなるためです。
ですので、今後も何かと理由を付けた増税や、
社会保障削減が続くことが予想できます。
円安となったのは、
金利差もひとつの原因ですが、
それは目先の金利差で稼ぐ
投資家達の短期的な資金が動いているためです。
結局、最後に資金が移るのは、
経済力が将来有望な国の通貨となります。
今後の日本の経済成長や借金問題を解決する
政策を世界に見せていくことが、
円の弱さを解決する唯一の方法でしかありません。
資産の移転を考える時代ですね(^ ^)